水のコラム
その歯ブラシ、使いすぎかも?交換タイミングと洗面台掃除術【水道職人:プロ】
毎日のルーティン、歯磨き。
気づけばずいぶん長く同じ歯ブラシを使い続けていたりしませんか?
実は、毎月8日は「歯ブラシ交換デー」とされており、歯ブラシの「替えどき」として制定されているんです。
この日をきっかけに、お口だけじゃなく、洗面台まわりの水回りメンテナンスも見直してみてはいかがでしょうか。
歯磨き粉の飛び散りや、いつの間にか溜まっている水アカやぬめり。
毎日使う場所だからこそ、水の性質を知って適切にお手入れすることで、快適さがぐんと変わります。
この記事では、歯ブラシの正しい交換タイミングに加えて、水回りのメンテナンス術や豆知識など、役立つヒントをお届けします。
歯ブラシ交換デーとは?
毎月8日は「歯ブラシ交換デー」。
この記念日は、歯ブラシやオーラルケア製品で知られるライオン株式会社が提案したもので、説明するまでもありませんが「歯(8)」にちなんだ語呂合わせが由来です。
月に一度の歯ブラシ交換を習慣にしてもらいたいという思いから、毎月8日を目安にすることをすすめているそうです。
普段何気なく使っている歯ブラシですが、実はその寿命は意外と短め。
1日2〜3回の使用で、約1カ月ほどで毛先がへたり、汚れを落とす力がぐんと落ちてしまいます。
また、見た目に変化がなくても、使い続けるうちに湿気の多い洗面台で雑菌が繁殖しやすくなるというのも注意したいですよね。
水の豆知識:湿度と雑菌の関係
洗面台は湿度が高く、雑菌にとって絶好の繁殖環境。
実は、湿度が60%を超えると細菌の繁殖速度が急激に上がります。
歯ブラシを使った後は、しっかり水気を切って風通しの良い場所で乾燥させることが大切です。
「まだ使えそうだから」「もったいないから」と思っているうちに、歯ぐきを傷つけたり、磨き残しが増えたりといったトラブルにもつながることがありますのでご注意ください。
歯ブラシ交換ついでに水回りメンテナンス
歯ブラシを新しくするタイミングは、実は洗面台まわりの水回りメンテナンスのきっかけとしてもぴったりです。
毎日使う場所だからこそ、気づかないうちに水アカや歯みがき粉の飛び散り、ぬめりなどがたまってしまいがち。
水アカの正体を知ろう
水アカの主成分は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分です。
水が蒸発すると、これらの成分だけが白い結晶となって残ってしまうというわけですね。
日本の水道水は軟水ですが、地域によって硬度が異なり、硬度の高い地域ほど水アカが発生しやすいんです。
効果的な水回り掃除術
〇蛇口まわりの水アカ対策
アルカリ性の水アカには、酸性のクエン酸が効果的。
クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1程度)をスプレーボトルに入れて、蛇口に吹きかけて数分置いてから拭き取ると、ピカピカになりますよ。
〇排水口のぬめり取り
排水口のぬめりは、重曹とクエン酸の組み合わせで解決。
重曹を振りかけた後にクエン酸水をかけると、泡立ちとともに汚れが浮き上がります。
この反応は中和反応と言って、人体に無害な二酸化炭素と水になるので安心安全の掃除術としておすすめです。
〇鏡のくもり対策
鏡のくもりは、石けんカスと水アカの混合汚れ。
まず中性洗剤で石けんカスを落とし、その後クエン酸で水アカを除去すると効果的にきれいにすることができます。
月に一度の習慣で快適な水回りを
歯ブラシ交換という月に一度の小さな習慣が、暮らしの衛生を保つ良いきっかけになったりもします。
水の性質を理解して、適切なメンテナンスを行うことで、洗面台がきれいに保たれ、毎日の歯磨きもいつもよりちょっと心地よく感じられるはず。
特に最近では、子どもや高齢者の口腔ケアにも注目が集まっています。
清潔な環境でのケアは、家族みんなの健康を守る第一歩とも言えます。
毎月8日の歯ブラシ交換デーを、水回り全体を見直す良い機会として活用してみてください。
小さな習慣の積み重ねが、快適で衛生的な暮らしの実現につながります。
監修者

主任
宮里 勇一
《略歴》
2017年株式会社N-Visionに入社し弊社指定の社内研修受け、高い技術力と知識を得る。
現在年間約600件の現場で緊急トラブルの対応を行う緊急メンテナンスのプロフェッショナルです。
様々な現場を対応した経験を活かしコラムでは水回りのトラブルの時に家庭でできる対処法やアドバイスなどをお伝え致します。
鹿児島のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「かごしま水道職人(鹿児島水道職人)」
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