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水のコラム

地震による見えない被害からご自宅の水まわりを守るために【水道職人:公式】

2026年07月29日 2026年07月29日 水回り



地震の後は、余震や生活への影響が続き、落ち着かない時間を過ごすこともあるでしょう。

まずはご自身とご家族の安全を最優先にし、建物や周囲の安全が確認できるまでは、水まわりの確認を急ぐ必要はありません。


安全を確保できた後は、水まわりをご確認ください。

一見問題がないように見えても、壁の中や床下など、目に見えない場所で配管の損傷や漏水が生じている恐れがあります。


本記事では、地震による水まわり被害の主な症状と、安全を確保した後に行う確認方法・対処法を解説します。



目に見えない場所で起きている配管トラブル




地震の直後に蛇口から水が出ると、水道を問題なく使用できるように思えるかもしれません。

しかし、地震によって給水管や排水管が損傷している可能性があるため、自治体や上下水道事業者から使用制限などの案内が出ていないか確認することが大切です。


また、壁の中や床下など、目視できない場所で漏水や汚水漏れが起きている場合もあります。


壁や床下で発生する漏水のリスク


強い揺れや地盤・建物の変位によって、給水管や排水管の管体(かんたい)、継手などに力が加わることがあります。

その影響で、管体に亀裂が入ったり、継手にずれが生じたりして、漏水や汚水漏れにつながる場合があるでしょう。

漏水や汚水漏れが続くと、カビや悪臭、建材の劣化などの二次被害を招く恐れがあります。


症状別に見る被害状況と対応


二次被害を拡大させないためには、見落としやすい被害のサインに気づくことが大切です。

ただし、建物や周囲に危険がある場合は確認作業を行わず、避難を優先してください。


以下の表で主な症状と対応を確認しましょう。


























確認ポイント 発生している可能性のある被害 具体的な対応策
壁紙の剥がれやシミ 壁の内部にある給水管や排水管からの漏水 水の使用を控え、安全に操作できる場合は水道の元栓を閉めて、専門業者へ調査を依頼する
床下から漂う悪臭や湿気 床下にある排水管からの汚水漏れなど 床下には入らず、水の使用を控えて専門業者へ調査を依頼する
すべての蛇口を閉めても、水道メーターのパイロットが回っている 水道メーターから宅内側の給水管での漏水 安全に操作できる場合は水道の元栓を閉めて、専門業者へ相談する


二次被害を防ぐための対策




ご自宅で漏水などの異常を見つけた場合は、まず建物や周囲の安全を確認してください。

安全に近づける場合に限り、無理のない範囲で止水などの初期対応を行いましょう。


二次被害を防ぐための手順を解説します。


安全を確保したうえで止水する


水が溢れ出している場合でも、倒壊、落下物、火災、ガス臭、感電などの危険があるときは、水道の元栓を操作せずに避難してください。

安全に近づける場合に限り、以下の手順で止水しましょう。



  1. 建物や周囲に倒壊、落下物、火災、ガス臭、感電などの危険がないか確認する

  2. 安全に近づける場合のみ、水道メーターボックスを確認する

  3. 水道の元栓の形状を確認し、無理に力を加えずに閉める

  4. 漏水が止まったか、安全な場所から確認する

  5. 戸建ての場合は専門業者、集合住宅の場合は管理会社や大家さんへ連絡する


地震後の水まわり被害に関するQ&A




地震後の水まわりについての疑問にお答えします。


Q1.地震で給湯器が倒れてしまった場合はどうすればよいですか?


給湯器が転倒したり傾いたりしている場合は、機器や周囲の配管に触れず、使用を中止してください。

ガス漏れや漏電による火災の恐れがあります。


ガス臭がする場合は、火気を使用したり、換気扇や照明などの電気スイッチに触れたりせず、安全な場所からガス事業者へ連絡してください。

煙や火が出ている場合は避難し、119番へ通報しましょう。


異常が見られない場合でも、メーカーや設置業者などの点検を受けるまでは使用を再開しないでください。


Q2.排水管が破損して水が流せない場合はどのように対処すべきですか?


自治体や管理会社から使用可能と案内されるまでは、水洗トイレの使用を控えてください。

排水管が破損している状態で水を流すと、汚水漏れや逆流につながる恐れがあります。

携帯トイレや簡易トイレ、凝固剤を使用し、使用後の処分は製品表示と自治体の案内に従いましょう。


Q3.集合住宅で漏水が起きた際に取るべき行動はありますか?


倒壊や落下物、ガス臭、感電などの危険がある場合は、止水栓を操作しようとせず、安全な場所へ避難してください。

そのうえで、管理会社や大家さんへ連絡し、状況を伝えましょう。


安全に操作できる場合は、住戸(じゅうこ)の止水栓を閉めた後、管理会社や大家さんへ速やかに連絡してください。

階下への影響についても、管理会社や大家さんを通じて確認してもらうと安心です。


日常生活へ戻るために




地震は、水道、ガス、電気などのライフラインに被害を及ぼし、日常生活へ大きな影響を与えることがあります。

地震直後はご自身やご家族の安全確保を最優先とし、建物や周囲の安全が確認できてから、無理のない範囲で水まわりの状況を確認してください。


水まわりやガス、電気などに異常がある場合は、ご自身で無理に対処せず、それぞれの事業者や専門業者へ相談しましょう。

また、自治体や管理会社から使用制限などの案内がある場合は、その指示に従ってください。



※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。



監修者

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主任

宮里 勇一

《略歴》

2017年株式会社N-Visionに入社し弊社指定の社内研修受け、高い技術力と知識を得る。
現在年間約600件の現場で緊急トラブルの対応を行う緊急メンテナンスのプロフェッショナルです。
様々な現場を対応した経験を活かしコラムでは水回りのトラブルの時に家庭でできる対処法やアドバイスなどをお伝え致します。

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