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水のコラム

シャワーヘッドの残留水対策とは?残留水の有無のチェック方法も解説

2023年07月16日 シャワーの水漏れ


私たちが日頃から使っているシャワー。使用後に、水がまだ滴っていると思ったことが、1度はあるのではないでしょうか。


この水が滴っている現象の理由のひとつが「残留水」と呼ばれるものです。今回は、この「残留水」が一体何なのか、水漏れとはどう違うのか、その対応策やシャワーの水漏れ原因とともに、わかりやすく解説します。



シャワーヘッドから水が流れる原因は残留水


シャワーの水が滴ってしまうのは、シャワーヘッドの中に残っている水が「表面張力」で保つことができず、流れ続けてしまうからです。


基本的に、シャワーヘッドの中の水は「表面張力」でとどまりますが、入り口ドアの開閉での気圧変化や、振動などにより、水が滴ることがあります。


シャワーを使用した直後、水が滴っているのであれば、それは「残留水」が原因なので特に修理する必要はありません。きちんと水を止めていたとしても、だいたい30秒~1分は水が流れ続けます。30秒~1分程度の時間を置けば、水が自然に止まってくるので、少し待ってみてください。


もし、水が30秒~1分くらい経過しても滴るようなことがあったら、何らかの故障やトラブルの可能性も出てきます。この時点で「残留水」があるかどうかの確認をしましょう。


残留水があるかどうかは、蛇口がしっかりと閉まっている状態で確認をします。シャワーヘッドの部分をホースから取り外し、ホースから水が出続けていないかどうか確認をしてみてください。


ホースから水が出続けなければ、水漏れなどのトラブルではなく、「残留水」によって水が出ていたということが分かります。


シャワーヘッドの残留水対策


残留水で水が出ていたということが分かったら、次で紹介する2点の対策を行ってみてください。


シャワーヘッドを振り、残留水を抜く


シャワーを使用した後、シャワーフックにシャワーをかける前に、シャワーヘッドを振り、残留水を出し切ってください。これを行うことで、残留水が抜け、水が垂れるのを防ぐことができます。


できるだけ寝かせて、シャワーフックにかける


シャワーフックが、角度を変えられるものの場合には、できるだけシャワーヘッドを寝かせた状態に保てる角度にしておくと、残留水が出てくるのを防げます。もちろんこの場合には、シャワーヘッドを振り、あらかじめ水抜きしておくことも忘れずに行いましょう。


残留水以外の水漏れ原因と修理方法


残留水を抜いても、まだ水が垂れてきてしまう場合には、他の原因の可能性があります。次でいくつか事例を紹介します。また、修理の仕方もあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


スイッチ付きシャワーヘッドの水が垂れているケース


ON・OFFのスイッチが付いているタイプのシャワーヘッドは、ボタンをOFFにしていても、経年劣化で水漏れが発生してしまうことがあります。


この場合、経年劣化のものは修理が難しいので、シャワーヘッド自体の交換が必要になります。製品によって、ホースごと交換が必要なものと、ヘッド部分だけ交換すれば良いもの、大きく2タイプにわかれます。どちらも交換は簡単に行えるので、まずはどちらのタイプを買うべきか、確認しておいてください。


また、今使っているシャワーヘッドと、ホースのメーカーもどこなのかチェックしておきましょう。だいたいの製品が、ホースとヘッドの接続部分や、水栓ハンドルの部分に記載されています。


ホームセンターに行けば、それぞれのパーツが購入できるので、メーカーが同じものを選んでください。もし、シャワーヘッドとホース、それぞれのメーカーが違う場合でも、日本国内のメーカーならアダプターをつけることで取り付けが可能です。


ただし、外国製の製品だった場合、取り付けができない場合もあるので、注意が必要です。メーカーがはっきりと分からないものや、外国メーカーであまり出まわっていないものなどは、シャワーヘッドや水栓の写真を撮り、直接工務店やメーカーなどに問い合わせてください。


交換手順ですが、まず、シャワーヘッドを取り外してください。この時、必ず蛇口は閉めておきましょう。シャワーヘッドは、時計と反対回りにまわすと簡単に取り外せます。


ホースも同じように、反時計回りでまわせば水栓部分から取り外せますが、もし、水アカなどでネジなどが固くなってしまっている場合には、モンキーレンチを使用すると良いでしょう。


パッキンや小さな部品などに注意し、取り外した時と反対の手順で取り付けを行えば作業は完了です。


ホースとシャワーヘッドの接続部分で水漏れしているケース


ホースとシャワーヘッドの接続部分で水漏れが起きてしまっている場合には、ホースとシャワーヘッドの間にある「ゴムパッキン」が劣化し、水漏れの原因となっている可能性があります。


本来ならば、ゴムパッキンがあることで水漏れを防止しているのですが、経年劣化により、パッキン自体がすり減り、水漏れを防げなくなっている状態なのです。


ゴムパッキンの寿命は、だいたい10年です。劣化して水漏れが起きてしまった場合には、すみやかに取りかえるようにしてください。ホームセンターなどで手に入れることができます。


交換方法も簡単で、ホースからシャワーヘッドを反時計回りにまわし、取り外します。ホース側にパッキンがあるので、それを交換してください。交換し、シャワーヘッドを取り付けたら作業完了です。


シャワーの蛇口や吐水口で水漏れしているケース


シャワーヘッドやホースが原因でもなく、水の出がよくなかったり、蛇口から水が垂れ続けていたりする場合には、ホースと水栓をつないでいる吐水口(蛇口)で水漏れしてしまっていることが考えられます。


ナットがゆるんでいたり、水栓のパッキンが劣化していたりすると、そこにすき間ができ、水漏れが起こってしまうのです。


また、開閉バルブが故障していることも原因として考えられます。開閉バルブとは、水流の量や向き、さらには圧力を調整しているパーツで、水栓ハンドルの中にあります。


ナットのゆるみは、ゆるんでしまっているナットを閉め直せば解決しますし、水栓パッキンは、シャワーヘッドのところのゴムパッキン同様に、新しいものと取りかえればトラブルが解消します。


開閉バルブの修理については、修理方法が複雑なのと、専門的な工具も必要になってきますので、自分で行うよりも、専門業者に依頼することをおすすめします。


確実に修理する場合は業者に依頼


シャワーヘッドから水漏れしたのではないかと心配になったとしても、残留水が原因の場合には、異常ではないので、いったん水抜きをして様子を見てください。


残留水を抜いて、水漏れが解決しない時には、原因が他にないか確認しましょう。そして、今回紹介した修理の方法をやってみて、自分で行うことが難しいと感じた時には、専門業者に依頼することもぜひ検討してみてください。


業者ごとに、修理にかかる値段相場も変わってきますので、業者のHPを見て、比較検討してみることをおすすめします。


まとめ


シャワーの水を止めてからも、少しの間、シャワーヘッドから水が垂れていたりするのは「残留水」が原因の可能性が高いです。その場合には、ぜひ今回紹介した水抜き作業を実践してみてください。


水抜きしたにもかかわらず、水が全く止まらない場合には、水漏れの心配も出てきます。そのような時には、どこの箇所から水が漏れているのか、原因を確認するよう心がけてください。


また、複雑なシャワー修理などは、無理に自分でやろうとすると、かえってシャワーヘッドなどを傷つけてしまうばかりか、故障の原因にもなりかねません。無理にやろうとはせず、専門業者に依頼することも念頭に入れましょう。



監修者

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主任

宮里 勇一

《略歴》

2017年株式会社N-Visionに入社し弊社指定の社内研修受け、高い技術力と知識を得る。
現在年間約600件の現場で緊急トラブルの対応を行う緊急メンテナンスのプロフェッショナルです。
様々な現場を対応した経験を活かしコラムでは水回りのトラブルの時に家庭でできる対処法やアドバイスなどをお伝え致します。

鹿児島のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「かごしま水道職人(鹿児島水道職人)」

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