水のコラム
キッチンの水栓を交換するべきタイミングは?水栓の選び方や業者選びのポイントも解説!
水栓に不具合が起きると水漏れが起こったり、操作しづらくなったりなど、さまざまなトラブルが発生します。
蛇口の使いにくさに困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、キッチンの水栓を交換するタイミングについてまとめていきます。
水栓の選び方や業者選びのポイントなどについてもまとめていくので、ぜひ参考にしてみてください。
キッチンの水栓に起こるトラブル
キッチンの水栓に不具合が起きると、大きく分けて4つのトラブルが発生しやすくなります。
■操作がしづらくなる
水道水のミネラル成分が付着してサビついたことが原因で、水栓に不具合が起きている恐れがあります。
この場合は潤滑油を使用することで、レバーの動きをスムーズにさせることが可能です。
水栓にはいろいろな部品が組み込まれているため、劣化することで内部の部品同士で摩擦が発生し、水栓が動きにくくなってしまいます。
ハンドルの操作がしづらいとお湯や水の温度調整や、水の量なども調節しづらくなります。
ハンドルは一番使う部分でもあるので、使いづらくなるのは困りますよね。
■不快な音がする
水栓に不具合が起きると、黒板を引っ掻いたような不快な音がすることがあります。
キーッという音は、少し響いただけでも鳥肌が立つほどですし、本当に不快な気分になってしまいます。
こういった不快な音が発生する場合は、コマパッキンが劣化しています。
そのまま放置すると水漏れの原因となるので、迅速に対応することが大切です。
■水漏れトラブル
水栓は毎日使用するものなので、どうしても経年劣化してきます。
使い続けることで接続部分が緩んだり、内部の部品が劣化したりすることで、吐水口や根元から水漏れが発生する場合があります。
シングルレバー混合水栓の場合は、内部のカートリッジが劣化しているのかもしれません。
根元部分からの水漏れの場合は、パッキンの劣化が考えられます。
水漏れをそのままにすると、水の使用量が多くなって水道代が高くなりますし、床にまで水がこぼれた場合は、建物自体に影響を与える場合もあります。
マンションやアパートの場合は、下の階に影響が出る場合もあります。
下の階に影響が出た場合は、損害賠償を請求される危険性もあるので、すぐに対応しなければいけません。
■蛇口のぐらつき
ビスが緩んだり外れたりすることで、蛇口の固定がなくなります。
蛇口がグラつくと根元から水漏れしたり、最悪の場合折れたりしてしまう場合もあるのです。
蛇口がグラついているときは「まだ使えるだろう」と判断するのではなく、迅速に修理や交換を検討しなければいけません。
キッチンの水栓を交換するべき目安
水栓の寿命は、およそ10年程度だといわれています。
設置してから10年以上経っている水栓は、トラブルが発生しやすくなるので、交換のタイミングといえます。ただ、家族構成やキッチンの使用頻度によって寿命が変動する場合があります。
基本的には寿命は10年だといわれていますが、使用頻度が高い場合は10年を待たずに交換が必要になることもあります。
よく不具合を起こしたり、使い勝手が悪く感じたりするのであれば、本体の劣化が考えられるので交換を検討した方がよいでしょう。
また、サビやガタつきが発生している場合も交換すべきタイミングだといえます。サビやガタつきが発生しているのは、経年劣化の典型的な症状の1つです。水栓自体が劣化しているため、サビやガタつきなどの症状が出てくるのです。
この場合は修理するよりも、丸ごと取り替えたほうがいいです。トラブルが起きている部品を交換したとしても、また別のところで不具合が発生するかもしれません。
最近では機能性に優れている水栓が誕生しています。
新しく誕生している水栓に交換することで、節水効果やサビつき防止など、いろいろなメリットを得ることができます。
キッチンの水栓の選び方
水栓を交換する際は、形状や機能などをしっかり調べてから選ぶようにしてください。
選ぶ際に注目したいポイントをご紹介します。
■取り付けタイプ
水栓は大きく分けて、壁に取り付ける壁付タイプと天板に取り付ける台付タイプに分けられます。
台付タイプの場合は取付穴によって、ワンホールタイプとツーホールタイプに分けられます。
自宅にある水栓がどのタイプなのか、事前にチェックしておきましょう。
■吐水方法
キッチンでは、シングルレバー混合水栓かツーハンドル混合水栓が定番となっています。
ハンドルを操作するだけで、温度や水の量を調節できる水栓になります。
使い勝手がよいのは、シングルレバー混合水栓です。
■形状
スパウトの形状も重要なポイントとなるので、チェックしておきましょう。
スパウトの形状には、4つの種類があります。定番の形として普及しているのが、ストレートタイプです。豊富な種類が揃っているので、予算に合わせて選べるのがポイントです。コンパクトなタイプなので、キッチンのスペースを邪魔することがありません。
個性的な形をしているのが、グースネックです。高い位置に吐水口があるので、高さのある鍋もラクに洗うことができます。
Lの文字を逆にしたような形のものが、L字型です。デザイン性に優れているので、取り付けるだけでキッチンをおしゃれな雰囲気にしてくれます。
L字型の吐水口を少し下に曲げた形が特徴なのが、U字型です。スペースを邪魔しない高さが特徴なので、シンクを広々と使えるのが大きなポイントです。
■機能性
水栓といっても、いろいろな種類が販売されています。
たとえば、ホースとして引き出せる仕様になっていて、掃除が楽になるハンドシャワーが付いているもの、手をかざすだけで自動的に水が出るセンサー付き水栓や、簡単に水とお湯を使い分けられるエコハンドルが付いたものなどがあります。
機能性に優れた水栓もたくさん登場しているので、キッチンの使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。
とくにおすすめの機能は、エコハンドルと浄水器内蔵水栓です。エコハンドルについては先ほどお伝えしましたが、水とお湯を簡単に使い分けられるのでお湯の無駄遣いを防ぐことが可能です。
また浄水器内蔵水栓は、一つの水栓だけで浄水の切り替えができる優れものです。浄水カートリッジ内蔵の水栓に交換することで、より広々としたスペースが取れるので、キッチンでの料理や洗い物などの家事を快適にこなせます。
水栓によって機能が違うので、1つずつ確認してみてください。
自分でも交換できるが、業者に依頼した方がいい理由
キッチンの水栓は、自分でも交換できます。
ただし、いろいろな種類があるので、それに合った交換方法を覚えなければいけないのがデメリットです。
種類に合わない方法で交換したり、接続にミスがあったりすると、水栓を交換しても水漏れのトラブルが起きる場合があります。
また、場合によってはシンクに穴を開けることがあるため、専用の工具が必要になるわずらわしさが生じ、また穴を開けたつもりがほかの部品を傷つけてしまう、といった可能性もあります。
慣れていない人が交換作業をすると、後々いろいろなトラブルが発生しやすくなるので、できれば業者に任せるとよいでしょう。
業者に頼むことで費用はかかりますが、適切な手順で交換してくれたり、劣化している部分をチェックしてくれたりします。そのため、将来発生するかもしれないリスクを避けることもできます。
水栓交換は専門の知識が必要になることもあるので、専門業者に任せた方が安心です。
まとめ
今回はキッチンの水栓の交換について、詳しく紹介しました。
水栓といってもいろいろな種類があるので、それぞれに合わせた方法で作業する必要があります。
ただ、素人が自分で作業する場合は、いろいろな失敗を招きやすくなるので、できれば専門業者に頼んだ方がよいでしょう。
適切な作業でスピーディーに交換してくれるので、安心して任せることができます。
監修者
主任
宮里 勇一
《略歴》
2017年株式会社N-Visionに入社し弊社指定の社内研修受け、高い技術力と知識を得る。
現在年間約600件の現場で緊急トラブルの対応を行う緊急メンテナンスのプロフェッショナルです。
様々な現場を対応した経験を活かしコラムでは水回りのトラブルの時に家庭でできる対処法やアドバイスなどをお伝え致します。
鹿児島のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「かごしま水道職人(鹿児島水道職人)」
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