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水のコラム

お風呂の浴槽下は見えない汚れの巣窟?掃除のコツを徹底解説【水道職人:プロ】

2024年11月28日 浴室のトラブル


お風呂場の清掃、皆さんはどのくらい気を配っていますか?

浴槽周りや排水口の掃除は欠かさないという方も、「浴槽下」の状態は見落としがちではないでしょうか。


浴槽下に空間があるタイプのお風呂の場合、湿気がこもりやすく、髪の毛やホコリがたまりやすい環境です。

そのまま放置しておくと、カビやヘドロが発生し、悪臭や排水の詰まりの原因にも…。


今回は、浴槽下の掃除方法と日常的に汚れを防ぐためのコツについて徹底解説したいと思います。

この記事を参考に、ぜひ一度ご自宅の浴槽下を確認してみてください。


 



浴槽下の汚れを放置するとどうなる?



浴槽下は、お風呂場の中でも目に見えない汚れが溜まりやすい場所です。

湿気がこもりやすく、髪の毛や皮脂、水垢などが溜まることで、カビやヘドロの温床になります。


またカビが繁殖することで、空気中にカビの胞子が飛び散り、健康面にも影響を及ぼす可能性があります。

特に小さなお子様がいるご家庭では、できるだけそういったリスクが無くなるよう気を付けたいですよね。


 


カビやヘドロが繁殖する理由


浴槽下は湿気が溜まりやすく、空気の循環が悪いため、カビやヘドロの繁殖にはうってつけの場所と言えます。

特に、髪の毛や石鹸カスなどが排水口周辺に溜まっていると、それを栄養源として、カビがどんどん広がっていきます。


見て見ぬふりで、放置すればするほど後々掃除の手間も増えるため、早めに対処しておきたいところです。


 


悪臭やつまりを引き起こすリスク


放置された汚れは、徐々に排水口に流れだし、配管をつまらせる原因にもなります。

また、配管の状態が悪化することにより、排水口から悪臭が漂いだすことも…。


お風呂の時間をできるだけ快適に過ごすためにも、定期的な清掃を行い、トラブルの予防を心掛けましょう。


 


浴槽下の空間が無いタイプも


自宅の浴槽によっては、側面にエプロンが無く、完全に浴室と一体になっているタイプのお風呂もあります。


浴槽下に空間が無い場合、汚れが見えないため掃除の必要がないと思いがちですが、排水口や浴室全体の換気をしっかり行わないと、カビや臭いの原因になることがあります。


 


また浴室と一体になっている分、自分ではどうしても対処ができないケースがほとんどです。

自分で対処ができないと思った際は、一度専門業者などにご相談してみることをおすすめします。


 


浴槽下掃除の基本手順



「浴槽の下なんてどう掃除すれば…」なんて思った方、実は手順さえ分かってしまえば意外と簡単に掃除できるんです。

分かりやすくステップごとにまとめてみましたので、参考にしながら挑戦してみてください。


 


ステップ1.必要な道具を揃える


まずは掃除に必要なアイテムを準備しましょう。

・ゴム手袋

・バケツ

・スポンジ

・柄の長いブラシ

・古い歯ブラシ

・カビ取り用の洗剤(重曹でもOK)


中性洗剤や重曹などでもいいですが、浴槽下はカビの温床となっていることが多いため、カビ取り専用の塩素系洗剤を使うのがおすすめです。

事前に、換気扇を回して通気を良くしておくこともお忘れなく。


 


ステップ2.エプロン(側面カバー)を外して内部を確認


浴槽本体の側面を覆っているカバー部分のことを、エプロンと呼ぶのはご存じでしょうか。

このエプロンを外すと、浴槽下の内部構造が見える仕組みになっています。


ほとんどの場合、浴槽下の隙間に手を掛けて、エプロンを持ち上げるようにすることで外すことができます。

(浴槽のタイプによっては取り外し方が違うケースもあるので注意)


取り外しは意外と簡単ですが、無理にひっぱると壊れてしまう原因にもなるので、様子を見ながら慎重に行ってください。


エプロンを外してみると、髪の毛やほこり、石鹸カスなどが溜まっていることが多いです。

まずは手で取れる範囲のゴミをしっかり除去しておきましょう。


放置の度合いによっては、少し衝撃的な状態になっていることもありますので、気を引き締めて取り組んでみてください。


 


ステップ3.ブラシと洗剤でしっかり掃除する


一度お湯でざっと洗い流したら、スポンジやブラシなどを使って、しっかりとカビやヘドロを擦り落としていきましょう。

汚れがしつこい場合は、洗剤や重曹を塗布してから少し時間を置くと効果的です。


壁際などの細かい部分は、古い歯ブラシなどを使うとしっかり汚れが取れるのでおすすめですよ。


 


ステップ4.最後に拭き取りと仕上げ


全体の掃除が終わったら、必ず水でしっかりと洗い流しましょう。

洗った後の洗剤が残っていると、それが再びカビや汚れの原因となってしまいます。


そして洗い流したあとは、しっかりと乾いたタオルなどで乾拭きをしておきましょう。

カビの対策には乾燥が何よりも大切です。


エプロンを元の位置に戻しておくのも忘れずに。


 


頑固な汚れを落とすためのコツ



浴槽下にはびこる頑固な汚れは、なかなか普通に洗っていても落ちてくれません。

掃除方法について確認できたところで、続いては頑固な汚れの対処法についても押さえておきましょう。


 


重曹とクエン酸を使った掃除法


ドラッグストアなどでも簡単に手に入る、「重曹」と「クエン酸」を併せて使うことで、化学反応が起きることはご存じでしょうか。


炭酸ガスが発生することで、へばりついた頑固な汚れを浮かしてくれるので、簡単に落とすことができます。


1.重曹を振りかける

汚れのポイントにたっぷりと重曹をふりかけます。この段階で無理に擦る必要はありません。


2.クエン酸水をスプレーする

重曹の上にクエン酸を混ぜた水をスプレーしましょう。この2つが化学反応を起こし、汚れを浮かび上がらせてくれます。


3.しばらく放置

汚れが包み込まれるまで5~10分放置し、汚れが浮き上がってきたら、ブラシやスポンジで擦ってみましょう。


4.洗い流して乾燥

最後に水でしっかり洗い流し、乾いたタオルで拭き取れば完了です。


この方法は浴槽下だけに限らず、水回りの掃除には非常に便利な方法ですので、ぜひ一度試してみてください。

ただし、使用する際は窓を開けたり換気扇を回すなどして、しっかりと浴室内の換気を忘れないよう注意してください。


 


どうしても落ちない汚れへの対処法


放置期間が長かったり、浴槽自体が古い場合、自分では手を付けられないほど汚損が激しいケースもあります。

無理に力を入れて擦ったり、強い薬品などを使ったりすると、さらに状態が悪化してしまう危険性もあるため、不安な場合は専門業者への依頼も検討しましょう。


専用の機材や薬剤などで清掃が可能なのか、または浴槽自体の交換が必要なのか、適切な判断を仰ぐことができますよ。


 


汚れを防ぐための習慣と工夫



浴槽下はどうしても湿気がこもりやすいため、カビや汚れを完全に防ぐことはできません。

ただし、日々の習慣によって、ある程度抑制することは可能です。


毎日気を付けておくべきポイントとして、まずは何よりも換気や乾燥を徹底することが最も効果的でしょう。

例えば、入浴後は換気扇を30分以上回し続けたり、浴槽や壁に残った水滴をタオルで拭き取るなどの小さな積み重ねが、汚れの発生を抑える鍵となります。


もちろん、定期的な掃除を習慣化することも大切です。

毎日短時間でいいので、手軽に行える簡単な掃除習慣を取り入れることで、汚れが溜まりにくい環境を作れます。


このような小さな習慣の積み重ねが、結果的に浴槽下、引いては浴室全体の清潔を保つことに繋がります。


 


自分で対処が難しい時は?



浴槽下の汚れが自分では手に負えない場合や、頑固な汚れが何をしても落ちない場合には、ぜひ私たち「かごしま水道職人」にお任せください。

地元鹿児島に根差した私たちのサービスは、迅速かつ丁寧な対応をモットーに、専門のスタッフがすぐにお伺いし、長年培ったノウハウをフル活用して最適な解決策をご提案します。


もちろんお見積りは無料。

浴室のクリーニングはもちろん、万が一浴槽の交換などが必要になった場合でも、お客さまがご納得できるまで徹底的にサポートいたします。


地域の皆さまに信頼される、水回りのパートナーとして、安心してご利用いただけるサービスをお届けします。

ぜひお気軽にご相談ください。



監修者

監修者の写真

主任

宮里 勇一

《略歴》

2017年株式会社N-Visionに入社し弊社指定の社内研修受け、高い技術力と知識を得る。
現在年間約600件の現場で緊急トラブルの対応を行う緊急メンテナンスのプロフェッショナルです。
様々な現場を対応した経験を活かしコラムでは水回りのトラブルの時に家庭でできる対処法やアドバイスなどをお伝え致します。

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