水のコラム
6月16日はカビ取るデー~梅雨時期の水回りカビ対策と予防法~【水道職人:プロ】
梅雨に入ると、洗濯物の部屋干しが増えて、なんとなく家の中がじめじめしてきませんか?
そんな時期に気になるのが、お風呂場や洗面所のカビです。
実は6月16日は「カビ取るデー」というカビ掃除に関する記念日なんです。
洗濯槽クリーナーを販売している企業が2024年に制定したもので、カビを「と(10)る(6)」という語呂合わせから生まれました。
正直なところ、ちょっと強引な語呂合わせ感もありますが、梅雨の時期にカビ対策を見直すきっかけとしてはちょうど良いきっかけになってくれそうですよね。
梅雨の湿気は、家の中のあちこちでカビを発生させる原因になります。
特に水回りは要注意。
見た目が悪くなるだけでなく、健康への影響や設備の劣化も心配です。
そこでこの記事では、知る人ぞ知る「カビ取るデー」をきっかけに、梅雨時期の水回りカビ対策について詳しくお話ししていきます。
毎日の簡単な予防法から、しっかりとした掃除のコツまで、実践的な内容をご紹介しますね。
目次
カビ取るデーとは?
「カビ取るデー」は2024年に洗濯槽クリーナー「カビトルネード」を販売する株式会社リベルタが制定した、比較的まだ新しい記念日です。
6月と12月の年2回、カビを「と(10)る(6)」の語呂合わせで16日に設定されました。
制定されたばかりということもあって、まだ多くの人に知られているとは言えませんが、梅雨の時期と大掃除の時期という、まさにカビが気になるタイミングに設定されているのは理にかなっていますよね。
記念日の背景には、実は深刻な問題があります。
一般社団法人日本洗濯機クリーニング協会の調査によると、洗濯機がトイレや排水溝よりも汚れているという衝撃的な結果が出ています。
私たちが毎日使っている洗濯機が、実は家の中で最も汚れた場所の一つだったなんて、ちょっとショックですよね。
この記念日の目的は、洗濯槽だけでなく、家庭内のあらゆる場所のカビを取る意識を高めてもらうこと。
新しい記念日だからこそ、これを機に改めてカビ対策について考えてみる良いきっかけになるのではないでしょうか。
梅雨時期の水回りカビ問題
6月から7月にかけての梅雨の時期は、一年で最もカビが発生しやすい季節です。
湿度が80%を超える日も多く、温度も20度から25度程度と、カビにとっては絶好の繁殖環境が整ってしまいます。
カビが繁殖しやすい場所
水回りの中でも、お風呂場は特に注意が必要な場所です。
シャンプーや石鹸の泡、皮脂汚れなどがカビの栄養源となり、高温多湿の環境と組み合わさって一気に繁殖します。
タイルの目地やゴムパッキン、天井の角など、普段あまり目につかない場所ほど要注意です。
またキッチンのシンク周辺や排水口も、食べ物の汚れと湿気でカビが発生しやすい場所の代表格。
三角コーナーや排水口のゴミ受けは、こまめに掃除していても、梅雨の時期はすぐにカビが生えてしまうことがあります。
他にも見落としがちなのが洗濯機です。
洗濯槽の裏側には、洗剤カスや柔軟剤の残り、衣類の汚れなどが蓄積して、大量のカビが潜みがち。
普段見えない部分だけに、気づいた時にはかなり深刻な状態になっていることもしばしば…。
カビが与える健康・設備への影響
カビの問題は、見た目の悪さだけではありません。
健康面では、アレルギー症状や喘息の悪化、皮膚トラブルなどの原因になることがあります。
特に梅雨の時期は窓を閉め切ることが多いため、カビの胞子が室内に充満しやすくなります。
また、カビが発生している場所では、あの独特のツンとしたにおいも気になりますよね。
湿った雑巾のような、もやっとしたにおいが家の中に漂うと、せっかくの我が家もくつろげない空間になってしまいます。
設備への影響も放ってはおけません。
カビは有機物を分解する酵素を出すため、タイルの目地やゴムパッキンを徐々に劣化させていきます。
配管内部にカビが繁殖すると、詰まりの原因になったり、配管自体の寿命を縮めたりすることも。
結果として、カビを放置することで設備の交換や修理の頻度が高くなり、長期的に見ると大きな出費につながってしまうんです。
家庭でできるカビ対策
カビの問題は確かに厄介ですが、日常的な対策で十分コントロール可能です。
大切なのは「発生させないための予防」と「見つけたらすぐに対処」することです。
日常的な予防策
カビ対策で何より重要なのは湿度管理です。
水回りを使用した後は、できるだけすぐに換気扇を回して湿気を外に出しましょう。
お風呂上がりには、壁や床の水滴をタオルで拭き取る習慣をつけると、カビの発生をかなり抑えることができます。
洗濯機のカビ予防では、洗濯が終わったら洗濯物をすぐに取り出すことが基本。
そして蓋を開けたままにして、内部をしっかり乾燥させることが大切です。
洗濯物を入れっぱなしにしたり、蓋を閉めたままにしていると、あっという間にカビの温床になってしまいますよ。
またキッチンでは、シンクを使った後に水気を拭き取り、排水口のゴミをこまめに処理しましょう。
生ゴミは一日でも放置すると、梅雨の時期はすぐに雑菌やカビが繁殖してしまいます。
カビ取り掃除のポイント
カビを見つけたら、できるだけ早く対処することが重要です。
時間が経つほど根深くなって、除去が困難になってしまいます。
市販のカビ取り剤を使う場合は、必ず十分な換気を行い、ゴム手袋とマスクを着用して作業してください。
塩素系の洗剤は効果が高い反面、刺激も強いので安全第一で作業することが大切です。
お風呂場の頑固なカビには、スプレーした後にキッチンペーパーでパックする方法も効果的です。
洗剤が流れ落ちずに、しっかりとカビに浸透してくれます。
洗濯槽の場合は、酸素系クリーナーを使った定期的な掃除がおすすめ。
月に1回程度の頻度で行えば、カビの発生をかなり抑えることができます。
水回り設備を守るプロケア
家庭でできる対策も重要ですが、根本的な解決や設備の長寿命化を考えると、専門業者による定期的なメンテナンスは欠かせません。
プロの技術なら、家庭では手の届かない配管内部の清掃や、普段気づきにくい細かな部分まで徹底的にチェックできます。
蛇口やシャワーヘッドの分解洗浄、給水管のつまり除去、パッキンや部品の劣化具合の確認など、専用の機材と豊富な経験で的確に対処可能です。
私たち「かごしま水道職人」では、地域に根差した水回り設備のサービスを提供しています。
単純な水回りの修理だけでなく、トラブルが起きにくい環境づくりのアドバイスなども含めて、長期的に快適な水回りを維持できるようサポートいたします。
梅雨や台風は毎年必ずやってきます。
カビ取るデーをきっかけに、年に数回の定期的なプロケアを習慣にし、水回りトラブルの心配から解放された安心な住環境をぜひ手に入れてください!
監修者

主任
宮里 勇一
《略歴》
2017年株式会社N-Visionに入社し弊社指定の社内研修受け、高い技術力と知識を得る。
現在年間約600件の現場で緊急トラブルの対応を行う緊急メンテナンスのプロフェッショナルです。
様々な現場を対応した経験を活かしコラムでは水回りのトラブルの時に家庭でできる対処法やアドバイスなどをお伝え致します。
鹿児島のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「かごしま水道職人(鹿児島水道職人)」
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