台所の排水溝詰まりを解消するには？原因に合った対処法を！

台所の排水溝が詰まって水が流れにくくなっている場合は、まずその原因を突き止める必要があります。今回は、油汚れと固形物が原因で詰まりが発生するケースについて、効果的な解消方法も含めて詳しくご紹介しましょう。

油汚れが原因の詰まり

油汚れはキッチンの排水溝が詰まる原因として最も多いことがわかっています。揚げ物をした後の油はきちんと処理してから洗っていると思いますが、フライパンや鍋、食器を洗う際には少量ずつ油が排水溝に流れ込んでいるのです。その油が排水管内で冷えて固まり、少しずつ蓄積されていきます。そして、食材カスや洗剤カスなどが絡みついて大きな固まりになっていき、いずれ排水管を塞いでしまうのです。

特に、冬場は油が固まるスピードが速く、詰まりが発生しやすくなっています。油汚れによる排水溝の詰まりは時間が経つと簡単に解消できなくなるため、詰まりの程度が軽いうちに対処すべきです。

・まずは簡単な方法で詰まり解消を試してみよう

詰まりの程度が軽ければ意外と簡単な方法で解消されることもあるため、まずはすぐできる方法から試してみましょう。排水溝にタオルの端を詰め込んで蓋をし、シンクに50℃程度のお湯を溜めてからタオルを一気に引っ張り出すと、勢いよくお湯が流れ込む力で詰まりが押し流されます。タオルさえあればできる方法なので、ぜひ試してみてください。

この方法で効果がなければ、ラバーカップを排水溝に当てて蓋をし、シンクに水を溜めた状態で押し付け、一気に引き上げてみましょう。排水管内の水圧が変化することで、詰まりの原因が押し流されることが期待できます。そのほか、重曹とクエン酸を反応させて油汚れを中和させ、排水管から剥がれやすくする方法もおすすめです。

・頑固な詰まりにはパイプ洗浄剤がおすすめ

上記の方法を試しても詰まりが解消されない場合は、市販のパイプ洗浄液を使ってみるとよいでしょう。「パイプユニッシュ」や「パイプクリーナー」のように、スーパーやドラッグストアなどで購入できるものでも十分効果があります。ホームセンターやネット通販なら業務用の「ピーピースルー」も購入できるため、頑固な詰まりにお悩みならぜひ試してみてください。使用する際はしっかりと換気をおこない、ゴム手袋を装着して直接触らないように注意が必要です。

固形物が原因の詰まり

もう一つ、キッチンでありがちなのが、スプーンやフォーク、調味料の蓋などをうっかり排水溝に落としてしまい、詰まりが発生するケースです。この場合は、詰まりの原因となった固形物を取り除かなければなりません。お湯で押し流そうとすると排水溝の奥に流れていってそこで引っ掛かり、大がかりな工事が必要になってしまう恐れがあるので注意しましょう。

・まずは詰まりの発生箇所を特定する

まずは、固形物がどこに詰まっているのかを確認するために、排水トラップのカバーを外して中をのぞいてみましょう。もし固形物が見えていて手で取り出せるようなら、すぐに取り除いてください。

固形物が取り出せる位置にない場合は、排水ホースを取り外して固形物を除去できないか試してみるとよいでしょう。固形物が排水ホースに引っ掛かっていればまだよいほうです。それより奥までいってしまっている場合は、自分で対処できません。最悪の場合、床を剥がしての作業が必要になることもあるため、必ず業者へ連絡してください。

排水溝の詰まりを予防するには？

排水溝が詰まらないように普段から気をつけておくことで、重度な詰まりに発展するのを防げるはずです。予防法には以下のようなものがあるので、ぜひ実践してみてください。

・洗い物のあとにお湯を流す

洗い物をしたときに流れた油をそのままにしておくと排水管内で冷めて固まってしまうため、洗い物が終わったらお湯を流すように習慣づけましょう。油がお湯に溶けて流れやすくなります。お湯が熱すぎると排水管を傷めてしまう恐れがあるので、50～60℃程度にしてください。

・こまめに掃除をする

排水溝の詰まりは汚れの蓄積によって起こる場合が多いため、こまめに掃除をすることで予防しましょう。ゴミ受けは毎回ゴミを取り除いてきれいにし、定期的に重曹とクエン酸を使って掃除をしておくと詰まりの予防に役立ちます。また、シンク周りにものが多すぎると排水溝に落ちてしまう可能性があるため、余計なものは置かないように片付けておくことも大切です。

キッチンのトラブルはかごしま水道職人へご連絡ください

かごしま水道職人では、鹿児島市の他、霧島市、鹿屋市、薩摩川内市、垂水市、曽於郡など鹿児島県全域で水漏れや詰まりなどのトラブルに対応しています。トラブルの原因を突き止め、原因に合った方法で問題を解決します。部品の修理や交換もおこなっているので、水回りのお悩みや困りごとがあればすぐにご連絡ください。

監修者

主任

宮里 勇一

《略歴》

2017年株式会社N-Visionに入社し弊社指定の社内研修受け、高い技術力と知識を得る。
現在年間約600件の現場で緊急トラブルの対応を行う緊急メンテナンスのプロフェッショナルです。
様々な現場を対応した経験を活かしコラムでは水回りのトラブルの時に家庭でできる対処法やアドバイスなどをお伝え致します。