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水のコラム

トイレの水位が低い原因は?すぐに試せる対処法も紹介

2024年04月11日 トイレのトラブル


本記事では、トイレの水位低下する意外な原因と解決策をご紹介します。

また、水の蒸発、サイホン作用、毛細管現象、便器の破損、水量の減少といったトイレの水位が低くなる仕組みや原因、対処法、そして低下を防ぐための実践的なアドバイスなどについて、詳しく解説していきます。

水回りのトラブルに悩んでいる方、業者に依頼してすぐに直したい方は、ぜひ最後までご覧ください。



トイレの水位が低くなる仕組み


一般的に、水位が予期せずに低下する主な原因は、水の蒸発、サイホン作用、毛細管現象、便器の破損、そして水量の減少に分類されます。

これらの現象は、物理的な原理に基づいており、それぞれがトイレの水位に異なる影響を及ぼします。

水の蒸発は、とくに長期間使用されていないトイレでよく見られる現象です。

日々の生活の中でほとんど気にならないかもしれませんが、実際には絶えず発生しています。

夏場や空調が効いた室内では、蒸発の速度が速くなることもあり、これが水位の低下を引き起こす原因となり得るでしょう。

サイホン作用と毛細管現象は、便器の設計や周囲の環境条件によって引き起こされる物理現象であり、これらが過剰に発生すると水位が予想外に低くなることがあります。

とくに、排水システムが関連する場合、これらの現象は複雑な影響を及ぼし、理解には専門的な知識が必要です。


便器の破損や水量の減少は、より直接的な原因として認識されています。

便器にヒビが入るなどの物理的損傷が水漏れを引き起こし、結果として水位が下がることがあるからです。

また、水量の減少は、トイレタンクの不具合や水道圧の問題によるものである場合があります。

これらの原因を理解することで、トイレの水位が低くなる問題に適切に対処することが可能となります。

たとえば、水の蒸発に対処するには、定期的に水を流して封水を補充することが効果的です。

サイホン作用や毛細管現象が原因の場合は、専門家に相談して排水システムを調査してもらうことが重要です。

便器の破損や水量の減少には、修理や調整が必要となる場合があります。


トイレの水位が低い原因


ここからは、トイレの水位が低い原因を紹介していきます。


水の蒸発


トイレの水位が低くなるひとつの原因として、水の蒸発が挙げられます。

通常、トイレの水は定期的な使用により一定量保たれますが、使用しない期間が長引くと蒸発により水位は下がることがあります。

とくに、空き家や長期間使用されないトイレでは、水の蒸発が顕著になりやすいです。

対処法としては、定期的に水を流すか、コップ一杯分の水を便器に足して蒸発を遅らせることが推奨されます。また、封水の水位を上げることで蒸発を遅らせる方法や、排水管専用の蒸発防止剤の使用が有効です。

これらの方法により、トイレの適切な水位を保ち、下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐことが可能です。


サイホン作用


トイレの水位が不自然に低くなる現象のひとつに「サイホン作用」が挙げられます。

サイホン作用とは、排水管内の気圧変化によりトイレの水が急に引かれることです。

とくに集合住宅にお住まいの場合、上階で大量の水が流されると、その影響で下階のトイレの水位は一時的に低下することがあります。

これは、排水管内の気圧が一時的に低下し、封水が下水へと流されてしまうからです。

しかし、普段通りのトイレ使用で水位は正常に戻りますので、過剰に心配する必要はありません。

このサイホン作用による水位の低下は、トイレの構造上発生する自然な現象のひとつであり、一般的に大きな問題を引き起こすことは少ないですが、異常に頻繁に起こる場合は専門家に相談することをお勧めします。


毛細管現象


その一因として、意外かもしれませんが「毛細管現象」が挙げられます。

毛細管現象とは、細い管を液体が自然と上昇する現象で、トイレの場合、トイレットペーパーや細かいゴミが排水管に残り、その吸水作用で封水が徐々に減っていくのです。

この結果、トイレの水位が目に見えて低下してしまいます。

たとえば、トイレットペーパーが排水口に詰まりかけていると、毛細管現象により水が吸い上げられ、水位が下がる現象が発生します。

このような場合、定期的な清掃と異物の早期除去が水位低下を防ぐ鍵となるでしょう。


便器の破損


トイレの水位が低い一因として「便器の破損」が挙げられます。便器は陶器製であるため、衝撃や熱湯の使用により微細なひびが入ることがあります。

これらのひびから微量の水漏れが発生し、気づかないうちにトイレの水位が低下している場合があります。

とくに、水位低下と同時に水漏れの兆候が見られる場合は、便器の破損を疑うべきです。

破損箇所は目に見えにくい場合が多く、自身での修理は困難です。

このため、異常を感じたら専門の業者に診断を依頼することが重要です。

水の漏出は衛生的な問題にもつながりますので、早めの対応が求められます。


トイレからチョロチョロ音が聞こえてきたら、それは水漏れのサインかもしれません。

こちらの記事ではトイレで「チョロチョロ」と水音がする原因とその対策方法を解説しています。あわせてご覧ください。


トイレから聞こえるチョロチョロ音は水漏れ?原因と対策方法を解説


水量の減少


トイレの水位が低下する一因として「水量の減少」は重要なポイントです。

この減少は、主に二つの現象により引き起こされます。

ひとつ目は、封水と呼ばれる便器内の水が長期間使用されず蒸発すること

とくに夏場は蒸発しやすく、10日以上の長期不在時には顕著になります。

二つ目は、サイホン現象やほかの排水設備の使用による水の引き抜きです。

これらはとくに、排水系統が連動している場合に影響を及ぼし、トイレの水位低下を招きます。

これらの現象を理解し、定期的なチェックと適切な対処を行うことが、トイレの健全な状態を維持する鍵です。


トイレの水位が低いときの対処法


次に、トイレの水位が低いときの対処法を見ていきましょう。

主な方法は以下の3つです。


手動で水やお湯を流す


トイレの水位が異常に低いとき、手軽な対処法として「手動で水やお湯を流す」方法があります。

これは、水位が不十分な原因が詰まりでない場合にとくに有効です。

たとえば、長期間使用されていないトイレで水が蒸発し、水位が下がっている場合や、小さな異物が原因で水の流れが悪くなっている場合に役立ちます。

お湯を使用する場合、少し温めたお湯をゆっくりと流し込むことで、軽度の詰まりが解消されることもあるからです。

ただし、この方法はあくまで一時的な対処法であり、根本的な解決にはならないケースもあるため、状況が改善されない場合は専門家に相談することをお勧めします。


ラバーカップを使う


トイレの水位が低いときにラバーカップを使う方法は、シンプルでありながら非常に効果的です。

水道修理のプロによると、ラバーカップの正しい使い方をマスターすれば、トイレの詰まりを素早く解消できます。

使い方のコツは、便器の水を適量に保ち、ラバーカップをしっかりと押し付けて空気を抜くことです。

その後、力強く引き上げることで詰まりを除去します。

この単純ながらも効果的な手順により、多くの家庭で詰まり問題が解決しています。


異物を直接取り除く


トイレの水位が低い原因のひとつとして「異物が排水管に詰まっている」ことがあります。

異物を直接取り除く際は、まずゴム手袋をはめ、可能であればピンセットやトングなどを使って異物を慎重に抜き出しましょう。

しかし、自分で解決できない場合や、異物が深く詰まっている場合は、無理をせずにプロの業者に依頼することが賢明です。

異物を誤って流してしまった際の対処法として、慌てず冷静に対応することが重要です。

また、不適切な方法で問題を解決しようとすると、状況を悪化させる可能性があるため、専門業者への相談をおすすめします


トイレの水位が低くなるときの注意点


ここからは、トイレの水位が低くなるときの注意点を見ていきましょう。

主な注意点は以下の4つです。


原因を特定する


トイレの水位が低下する原因は多岐にわたりますが、その中でもとくに注意したいのが「封水の蒸発」です。

長期間トイレを使用しないと、封水は徐々に蒸発し、水位が下がってしまいます。

とくに、夏場の暑い時期は蒸発しやすく、10日以上家を空ける場合は対策が必要です。

原因を特定することは、適切な対処法を見つける第一歩となります。


非水溶性のものが詰まっているときは要注意


トイレの水位が低い場合、さまざまな原因が考えられますが「非水溶性のものが詰まっているとき」はとくに注意が必要です。

生活の中で思わずトイレに落としてしまいがちなスマートフォンや子どものおもちゃなど、水に溶けない物体が排水管を塞ぐと、水位の低下を招きます。

このような異物が原因でトイレが詰まると、自力での解決が困難になることが多いからです。

たとえば、非水溶性の異物の場合、ラバーカップでは対応できないことが多くなっています。

非水溶性物質がトイレに落ちた場合は、早急に専門家に相談することが重要です。

このように、日々のちょっとした注意が、トイレのトラブルを未然に防ぐ鍵となります。


ブラシを無理やりつっこまない


トイレの水位が低くなる際、ブラシを無理やりつっこまないことも非常に重要です。

強引なブラシの使用は、便器を傷つけたり、つまりを悪化させたりする可能性があります。

実際、トイレつまりを専門的に解消する際には、ワイヤーブラシなどの専用道具が推奨されることがありますが、これらの使用方法にも注意が必要です。

適切な使い方をしないと、トイレの損傷やさらなる問題を引き起こすことになりかねません。

とくに、トイレの奥深くにあるつまりを解消しようとする場合、正しい技術や道具の選び方が重要です。

そのため、自己判断で無理にブラシを使用するのではなく、専門家に相談することがもっとも安全な対処法と言えるでしょう。


自力で解決しようとしすぎない


トイレのトラブルは自分で修理できるケースもありますが、DIYの難易度が高い場合もあり、その際はプロに依頼するべきです。

自分で解決しようとすることで、問題を悪化させてしまうリスクがあります。

たとえば、間違った方法でラバーカップを使用したり、異物を無理に取り除こうとしたりすることで、便器を破損させる可能性があるからです。

また、特定の部品の故障が原因である場合、専門の知識や道具が必要になることもあります。

自力で解決を試みる前に、問題の原因を正確に特定し、必要であれば専門家に相談することが、さらなるトラブルを防ぐ鍵です。


トイレの水位低下を防ぐために


最後に、トイレの水位低下を防ぐためにすべきことを2つ紹介していきます。


定期的に掃除する


トイレの水位低下を防ぐため、定期的な掃除がなぜ重要か。

その答えは、清潔なトイレが健康と直結しているからです。

専門家によると、日常のちょこっと掃除と週に一度の徹底掃除が理想的。

これにより、トイレ内の不衛生な状態を未然に防ぎ、水位低下の原因となる異物の蓄積や排水管の詰まりを防ぎます。

さらに、定期的な掃除はトイレの長期的なメンテナンスにも寄与し、突然の故障や水位トラブルを防ぐことにつながるでしょう。

掃除用品にはクエン酸や重曹など、手軽に始められるアイテムも多くあります。

毎日の少しの手間が、快適なトイレ環境を保つ鍵です。


トイレタンクをこまめに確認する


トイレの水位低下を防ぐため、トイレタンクの定期的なチェックは非常に重要です。

タンクのメンテナンスは水漏れや水位異常の未然防止に役立ちます。

具体的には、止水栓を閉めてからタンク内の水をすべて流し、ホコリやゴミを取り除くことから始めましょう。

また、トイレタンクの掃除を3か月に1回、掃除方法にはタンク専用の洗浄剤を使用するか、蓋を開けて直接掃除する2種類の方法を推奨します。

これらの簡単なメンテナンス作業により、トイレの水位を適切に保ち、快適な生活空間を維持できます。

定期的なチェックと適切な掃除で、トイレトラブルを予防しましょう。


トイレの水位が低い原因は主に5つ


トイレの水位が低くなる原因は多岐にわたります。

水の蒸発やサイホン作用、毛細管現象、便器の破損、水量の減少などが挙げられます。

こうした状況に直面したときの対処法として、手動での水流し、ラバーカップの使用、異物の直接除去が効果的です。

ただし、トイレの水位低下には注意が必要で、原因の特定、非水溶性物質の詰まりへの対応、過度な自力解決は避けるべきです。

日ごろからの定期的な掃除やトイレタンクのチェックが、水位低下を予防する鍵となります。

このように、適切な知識と対策をもって、快適なトイレライフを維持しましょう。


かごしま水道職人では、水道局指定店として水回りに関するさまざまなトラブルに対応しています。24時間365日受付・ご訪問を行っているので、今すぐ相談したい場合もお気軽にご連絡ください。



監修者

監修者の写真

主任

宮里 勇一

《略歴》

2017年株式会社N-Visionに入社し弊社指定の社内研修受け、高い技術力と知識を得る。
現在年間約600件の現場で緊急トラブルの対応を行う緊急メンテナンスのプロフェッショナルです。
様々な現場を対応した経験を活かしコラムでは水回りのトラブルの時に家庭でできる対処法やアドバイスなどをお伝え致します。

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